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「1アクション3ゴール」の2つの効果は

1アクション3ゴール

 

先日ある方からお聞きしたライトなご相談。 

それは、商談に行った部下が相手に会えずに帰ってきた。 

なぜかというと、先方が急用で外出していたとのこと。 

 

先方都合なので、どんな急用か質問するなど 

先方事情を知るチャンスだったのに、部下は何も聞かずに黙って帰ってきた。 

もっと自発的に考えてくれたらいいのに…。 

そんなお話でした。 

 

こういう時にいつもご提案している考え方があります。 

それが「1アクション3ゴール」です。 

 

1アクション3ゴール」とは、何か1つのことをするときに 

3つ以上の異なる種類のゴール設定をする。そんな考え方です。 

 

たとえば、商談に行くときの「1アクション3ゴール」、 

どんな事が考えられるかというと「今日の商談で受注しよう」

こう考えたら、これで1つ目のゴールです。 

 

2つ目のゴールとしては、

「受注できなくても、先方との関係強化に努めよう」 

これで2つ目のゴール。 

 

では、3つ目。何があるかというと、例えば、

「先方の社内事情や課題感、あるいは経営方針について知る機会としよう」

こういうのもアリです。 

 

こんな風に予め3つ決めておくと、のアンテナが立つので、 

情報のキャッチがしやすくなります。 

行動も自然に変わります。 

 

そして、これを普段から当たり前の習慣にすることを

1アクション3ゴール」と言っています。 

 

同じ事をしていて、かけている時間もかけているお金も変えずに、

3つのゴールを手にすることができる。非常に投資効果が高い習慣です。 

 

「黙って帰ってきたこと」を事後に指導するよりも普段からの習慣を 

変える方がより建設的です。 

 

実際に自分が日々「1アクション3ゴール」を実践していて、

思うことが2つあります。 

 

一つ目は「1アクション3ゴール」を考えるという事が

日々の小さなPDCAサイクルにつながるという事。 

 

なぜなら、事前に「やろう!」と決めたゴールができたかどうか。 

ふり返りすることが自然に習慣化されるためです。 

 

二つ目は、今からの行動から何を得るかを常に考えるので、 

常に前向きな気持ちでいられるという事です。 

 

とても効果の大きいお勧めの習慣です。 

 

そして、仮に、組織の全員がこの習慣を身に着けたら、どうでしょうか。 

今までと同じことをしていて、組織の成果が2倍になる。3倍になる。 

ということです。 

 

まずは自分自身が今日から実践してみてはいかがでしょうか。