
キャッシュフローコーチ仲間で友人の中尾友和さんが本を出版されました。
中尾さんの前職は「伊右衛門」などで有名な緑茶メーカー(福寿園)の営業マン。
そこで12年間、営業職を務め、3年でチームの粗利4倍増を実現したり、
700人の社員の中で年間最優秀社員賞受賞などの実績を残されました。
またコンサルタントとして独立後も
・切削工具製造業の3か月研修で、社員が新規先71社を獲得
・清掃用品卸売業において、年末キャンペーン売上高が前年比576%を達成
などの目覚ましい成果を上げられています。
今回、出版された本のタイトルは
「部下が勝手に成果を出す!リーダーの口ぐせ」です。
先日、出版記念講演会が開催され、知人経営者とともに参加させていただきました。
以下、抜粋して内容をご紹介します。
(1)成果を出すためには意識を変える
・人が何かで成果を出すためには、まず意識を変える必要がある。
・意識が変わると考え方が変わり、考え方が変わると行動が変わる。
・上司が日常的に使う口ぐせには、自分の意識、部下の意識を変える力がある。
・成果を上げるチームには以下などの特徴がある。
(1)目的を共有した上で、目標、行動KPIを設定している ・・・ 目標設定力
(2)「当たり前の基準」が高い ・・・ 当たり前力
(3)自分と他者を承認し、心理的安全性のある場を作っている・・・ 心理開墾力
(2)目標設定力:目的を共有した上で、目標、行動KPIを設定している
・何のために?という目的を共有する。
・成果KPIと成果KPIにつながる行動KPIを設定する。
(3)当たり前力:「当たり前の基準」が高い
・決めた行動をやり切るから成果が出る。
・決めた行動をやらない人は、やる前から自分の中で限界を決めている。
・やると決めたことをやっていないのは「当たり前の基準」が低い。
・目標達成できる人と達成できない人の違いの原因は簡単。
・目標を達成できない人は単純に「目標を達成するための行動」が足りていない。
・自分が目標達成していないと思ったら「そのための行動は足りているか」を考えてみる。
・例えば、新規の顧客開拓の取り組みをしているか?
・今の行動予定の延長線上に目標達成はあるのか?
・また、小さな約束を守ることが大事。大きな約束は誰でも守る。
小さな約束こそ守ることで当たり前の基準値を上げる。
(4)心理開墾力:自分と他者を承認し、心理的安全性のある場を作っている
・お互い感謝し合い、認め合う。
・健全な衝突ができる信頼関係がある。
さまざまな会社の経営者の方とお話していると、人によって使う言葉が異なる事に気づきます。
「難しい…」とか「やってもうまくいくかどうかわからないし…」
などの言葉をよく口にされる方もおられます。
「やってみよう!」とか「すぐやります!」などの言葉をよく口にされる方もおられます。
経営者の言葉は社員に大きな影響を与え、組織文化の一端を形成しています。
それだけではなく、自分の発する言葉は、知らず知らずの間に、自分自身の思考や感情に
大きな影響を与えています。
自分のふだん発している言葉は自分自身や周囲の人に良い影響を及ぼす言葉でしょうか。
自分自身の「口ぐせ」を意識してみては、いかがでしょうか。